【本】AI時代の子育て戦略
我が家には小さい子供がいるため、子育て本は気になります。
今回読んだ本はこれ。
まずは、ポイントなど。
好きで勉強するのだったら、どんどん勉強をさせて、東大でもハーバード大でも行けばいい 。だが、子どもが受け継ぐ才能は受験以外にもたくさんある。スポ ーツもあれば、音楽、美術、文筆、工芸など、どこに才能の芽が出るのかはわからない。
子どもにはどんな才能があるのか。どんな道に進めば幸せなのか。それを考えるにあたっては、親が自分自身を見つめ直す必要がある。
どの才能が開花するかわからないのだから、いろんな習い事をやってみれ ばいい。
始めてたった3日でも、やりたくないならすぐにやめればいい。これは今 でも断言できる。やりたくない子に無理やり習い事を続けさせるのは、無意味である以上に有害である。
子供が好きなこと、才能を発揮できること見つけるためのフォローしてやるべきだということです。
ただし、現状では高学歴の方が仕事の選択肢が多いのは事実。
全ての時間を勉強につぎ込むのではなく、好きなことを見つける時間的・精神的余裕も持たせながら、ある程度の大学にも行ける学力を身につけるようにするのがいいのでしょうか。
本書にも
新しいものに興味を持つ能力や、答えのない問いに答えようとする能力を 削いでまで受験勉強をさせるのはあまりにリスクが大きすぎる。そこまで して東大に行かせる意味など一つもない。(中略)
受験勉強はほどほどにしつつ、職業選択の自由を確保したいなら 一浪覚悟 で早慶上智クラスを狙うことだ。あとは就職に強い大学を目指すのもアリだ。
という記述もあります。
そのバランスが中々難しいのですが。
当面は、子供の成長度や向き不向きを見極めて、見守ってやることですかね。
本書後半では、STEM教育についても述べられています。おすすめの科学博物館や、論理力を鍛えるゲームの紹介など。
もう少し子供が大きくなってからにはなりますが、子供の「好き」を見つけるためのヒントとして、好きな街を意識させることや、好きな移動手段を追求するなどが提案されています。この辺りが本書独自の点で面白かったです。