【本】AIとBIはいかに人間を変えるのか
Kindleセールで入手した一冊。
AIとBI(Basic Incom)の基礎知識と、それらが導入された社会の予想図が示されています。
特にBIについては本書で初めて学んだので、類書でも確認しておきたいところ。本書に記載されていることだけを見ればメリットが大きい制度のようです。
印象に残った点を箇条書きでメモします。
- AIの発達によって生産活動はAIに代替されていく。これにより多くの人の仕事が奪われ、消費は縮小し経済全体が衰退する。
- そのような状況において、人間の経済的役割は生産物を消費し経済を回して世の中を豊かにすることになる。
- これを実現するためには、AIの所有者から消費者へ「再分配」を行う必要があるが、その効率的な手段がBI。
- BIにより人々は「生きるための労働」から解放される。精神的な豊かさや、自らがやりたいことを能動的に行うために働くことになる。
本書では、AI+BIの世界で幸せに生きるための条件が示されています。
10年、20年で全ての仕事がAIに代替される可能性は低いと思いますが、現状においても、この条件について考えておく意義はあると思います。
また、子育て世代としては、子供の教育をどうするかという観点でも参考になりました。
AIがどの程度まで仕事を代替するのか、現場目線から検討しています。
本書で述べられていることは AI+BIの世界で幸せに生きるための条件にも繋がります。